10月8日
万葉苑保存会では、今年度から少し手を広げて境内の慰霊碑(塔)の
清掃を始めることにした。
今日は、護国神社秋の例大祭を前に、山崎さんご夫婦にお願いした。
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9月11日(火)
愛媛万葉苑保存会の平成24年度総会が、護国神社社務所で開かれた。
恒例通り、過年度事業計画と決算が承認された。
続いて新年度事業計画と予算が決定された後、規則の一部改正があった。
改正の要点は、第4条3項に「護国神社境内の慰霊碑(塔)の清掃」を追加し、
保存会の事業範囲を拡張したことである。
これにより、保存会がより広く境内の環境維持・清掃に貢献することとなった。
なお、任期満了に伴い役員改選が行われ、全員再任の上
近藤常任理事の死去に伴い、丹原克則氏(県ボーイスカウト連盟)が新しく選任された。
写真は総会会場のスナップ。
上は小川副会長(護国神社宮司)の自己紹介。
下は土居会長のあいさつ。
平成24年1月8日(日)快晴
朝から快晴で暖かい絶好の日和に、17名の参加を得て新年最初の奉仕作業を行った。
今日は恒例の七草粥の行事をボーイスカウトの皆さんと合同で行なった。
ボーイスカウトの餅つきも結構慣れてきて上手になった。
奉仕メンバーの七草粥の方も更に充実した献立で、大層楽しい行事となった。
ミニ万葉講座は家持の「新しき年の始めの初春の今日降る雪のいや重け吉事」
新年に当って降る雪が積もるようにお目出度いことが積もり重なって欲しいとの願いをこめた歌であるが、
今年は昨年の東日本の震災を受けて、格別に願わずには居られない気持ちで紹介した。
また、別に七草の行事の謂れと、七草粥の意味・レシピなどについても触れた。(藤原 茂 記)
9月11日(晴)
残暑の厳しい一日でしたが、12名ほどの奉仕を受けました。
今日は、新しく梶尾さんが参加されました。
気楽に参加していただければ有難いです。
宮内さんが「つちはり:メハジキ」一枝を持ってきて頂きました。
次回のミニ講座に使わせてもらいます。
今日のミニ講座は「おもひぐさ:ナンバンキセル」を詠んだ、
「道の辺の尾花が下の思草 今さらさらに何をか思はむ」 作者不詳 でした。
丁度苑内の「ナンバンキセル」の開花の真最中でした。
昼食は珍しく「芋焚き」のご馳走でした。有難うございました。 (藤原 記)
平成23年8月25日(水) 14:00~16:00
「新老人の会」愛媛支部の主催による
【 愛・輝きフォーラム <I・MAY>「万葉苑・にぎたつ碑探訪」】
フォーラムの講師は、県生涯学習講師の池田三男氏と
万葉苑保存会の藤原が担当した。
参加者25名はまず、護国神社に正式参拝をした後、
小川宮司の神社の近況などを交えたご挨拶を受け、
その後、池田権禰宜から境内の慰霊碑の説明と
池田三男氏からにぎたつ碑の説明を受け、
続いて万葉苑保存会の藤原が苑内を案内した。
そのあと、西参列殿で両講師による講義が行なわれた。
池田講師は元県立高校の国語教師(元県立今治北高校長)の経験を活かされて、
にぎたつの碑の由来について詳しく興味深い講義をされていた。
特に「額田王」についてのお話が印象に残った。
今回は特別に、この碑文の拓本コピーをお配りした。
この碑の書体は元暦校本からうつしたもので識者からの関心が高いものである。
藤原は、愛媛万葉苑の由来と、万葉集に詠まれた植物についての簡単な解説をしたあと、
「ムラサキ」とムラサキを詠んだ歌についての解説をした。
ムラサキは極めて繁殖が難しいが、
私が今年初めて繁殖に成功したものである。
このあと、「22烈士の碑」(所謂戦犯と言う名の犠牲者。すべて県人)について解説したが、
その内特に私の尊敬している徳本大佐と都子野大尉の遺書についてお話させて頂いた。
参加者も初めて知られた方も多く、関心を深められたようであった。
忘れられようとしている戦争犠牲者への関心の、
更なる広がりを期待したいものである。
私にとっても意義ある8月であった。 (藤原 茂)