平成22年度総会

2010年6月29日

平成22年6月25日(金)

午前11時から、護国神社会議室で平成22年度総会を開催した。

事業報告・決算承認、事業計画・予算の承認

会則変更(事務所変更)等が行なわれた後

任期満了に伴う役員改選があり全員再選されたほか

新しく麻生俊介氏(伊予銀)と一色哲昭氏(愛媛銀)が理事に新任され

木原光一(伊予銀)・松井宏治氏(愛媛銀)が監事に新任された。

事務所の変更は、護国神社内に移されたものである。

この日から護国神社の「HP」がオープンしたことが

小川宮司(本会副会長)から公表され

県遺族会(みゆき会館)・万葉苑がそれぞれリンクし便利になった。 

万葉苑 総会2

第44回万葉祭り

2010年5月6日

5月5日(水)晴「こどもの日」

護国神社

まさしく【五月晴れ】のこの日

新緑に包まれた愛媛県護国神社において

恒例の「第44回愛媛万葉祭り」を開催した。

午後1時から護国神社拝殿で小川宮司が齋主となって祭典神事挙行。

 奉納:献吟「額田王」清吟堂吟友会、舞は紫雲館吾妻流。

万葉苑 奉納1

続いて杖術「神道夢想流」を愛媛県杖の会。

万葉苑 奉納2

 

にぎたつ碑

「 にぎたつの碑」も滴るような新緑に包まれていた。

訪れる人は稀だが、静寂の中に凛とした風情を醸していた。

 

 続いて、会場を西参列殿に移して「万葉祭行事」が行われた。

初めに、土居俊夫愛媛万葉苑保存会長の挨拶。

万葉苑 土居会長

その後、森高県議など来賓の挨拶をいただいた。

講演は「朝鮮半島と松山」と題して

岡田中学校大津寄章三教諭が

戦前、朝鮮で聖者と呼ばれた「重松髜修さん」について話された。

 そのあと祝宴に入り、和やかな中にも

最近の政局について辛辣な意見交換なども行われていた。

連休中にもかかわらずご参加いただいた皆さんと

会の準備にご奉仕いただいた皆さんに

心から御礼申し上げます。(藤原 茂)

4月定例奉仕

2010年4月22日

 4月11日(日)晴

今日は漸く春らしい陽射しだが、相変わらずの不順なこの頃。

恒例の奉仕日だが人数は少し淋しい。

久しぶりに藤森さんが参加され、「おもひぐさ(なんばんきせる)」

の種蒔きをしてくださった。「おもひぐさ」はススキ、ミョウガ、

サトウキビなどの根に寄生する1年生の寄生植物。

毎年、藤森さんの種蒔きのお陰で観賞できます。

今年も初秋頃の開花を楽しみにしております。

有難うございました。

万葉苑1

 

万葉苑2

 早くから開花宣言のあった桜も、その後の寒さで長持ちをしておりました。

苑内では、「からたち」の花が満開でした。

万葉苑清掃

 「からたち」の花

万葉苑 花

今日のミニ講座は「かはやなぎ(ねこやなぎ)」

 山の際に雪は降りつつしかすがに

        この川楊は萌えにけるかも

                        作者不詳(巻10~1848)。

待ちに待った春が、やっとそこまでやってきたのだなという感じが滲んでいる。

幼い頃、まだ雪深い小川の畔に、白銀色の「ねこやなぎ」の芽が、

時に氷柱をつけて、早春の朝陽に光り輝いていた美しさと

春を迎えた喜びの感動は、今でも忘れられない思い出である。

3月定例奉仕

2010年3月29日

 3月14日(日)薄曇

心配していた天気も回復しやれやれ。今年は天候不順で困ります。

しかし、季節は間違いなく移っています。

春一番に咲く「さきくさ…ミツマタ」が枯れて残念。

でも「かたかご…カタクリ」は間違いなく蕾をつけております。

万葉苑・花1

 万葉苑・花2

万葉苑・奉仕

万葉苑・奉仕2

 今日のミニ講座は

  【巨勢山のつらつら椿つらつらに 

         見つつ偲ばな巨勢の春野を 】

                         坂門人足

いつものメンバーに加え、久しぶりに近藤先生も参加され賑やかでした。 

 

万葉苑・勉強会

  万葉苑・陽光

2月定例奉仕

2010年2月16日

2月14日(日)晴れ

立春も過ぎたというのに、かなりの寒さでした。

それでも14名の参加。有難うございました。

先日の松山北高校ダンス部の奉仕のお陰で、苑内は比較的きれいでした。

今日は講座の前に、2月8日にご逝去された立松和平さんの追悼をしました。

立松先生には、昨春、西条市での万葉集1250年記念事業の

スペシャルスピーチの講師としてお世話になり、会員はひとしおの感慨でした。

 

ミニ講座は

「吾妹子に 逢はず久しも甘美物  阿倍橘のこけむすまでに」

                         (作者不詳 11~2750)

「安倍橘」は、最近栽培されているのは珍しい。

苑のものは、八木先生の依頼で、元温泉青果農協役員・池ノ上圓氏が

熊本から取り寄せられたものでした。

垂仁天皇の命を受け、常世の国から不老長寿の果を持ち帰った

「田道間守」の話も付け加えた。

 

この日は寒かったので、会員手作りの「瓢華のチャーシュー麺」を振る舞い

喜ばれました。

寒いといいながらも、よく見ると苑の木々の芽はすっかり膨らんで

春はすぐ目の前の感じです。

「春よ来い 早く来い」

苑内の賑わいが楽しみです。  (藤原 茂)