3月13日 万葉苑だより

2022年3月13日

令和4年3月13日

 今日は気温20度の予報通りの春日和。彼岸桜やつばき緋寒桜も咲いていました。今日の参加者は24名久しぶりに皆さんの顔が揃って賑やかでした。

 今日は初めに万葉苑保存会の新会長に南海放送(株)代表取締役社長の大西康司さんが選任されたことを報告した後、5月5日の恒例「愛媛万葉祭」の実施についての意見を伺いました。ご意見としては「2年休んでいるので実施したいが、コロナ禍の模様を今暫く見てみよう」と言うことで暫く保留なりました後日検討のうえで決定します。

ミニ講座は「すみれ」で

 「山ぶきの咲きたる野辺のつぼすみれ この春の雨に盛りなりけり」

  高田女王(巻8~1444)

でした。

すみれは種類が多く判別が結構難しいです。

 苑内の「むらさき」の株から新芽が覗いており、「じゅんさい」の新芽も広がり始めていました。今日は宮内さんから里芋の差し入れがあり、苑内の「くねんぼ」も収穫し有難く頂いて帰りました。間もなく春のお彼岸。月日の流れの速いこと。年の故でしょうか…

藤原

2月13日 万葉苑だより

2022年2月13日

令和4年2月13日

 今日は珍しく雨で万葉苑奉仕も中止。私が経験して雨のため完全中止は初めての経験。今日のミニ講座の予定は「さきくさ(ミツマタ)」は来月のため留保しました。

 ところで、松山市文化協会の文化情報松山「きらめき」から愛媛万葉苑をテーマにした対談を申し込まれました。対談の進行は同紙の編集委員太田和博さんと言うことで先日終わりました。対談記事は同紙の春号だそうです。市民に広く広報できればと期待しております。

 季節は暦立春も終わり、梅はほころび木の芽も随分膨らんでおりますが、コロナ禍は相変わらず執拗です。それでもやはり春遠からず、自愛専一を心掛け例年のような麗しい春の到来を待ちましょう。

藤原

1月9日 万葉苑だより

2022年1月9日

令和4年1月9日

 明けましておめでとうございます。
新春早々の奉仕25名のご参加有難うございました。

 沈静化の様子を見せていたコロナが、暮れからまたまた猛威の兆候を見せ、予定していたボーイスカウト恒例の餅つきは中止、万葉苑の七草粥と神社の正式参拝のみとなりました。

今日は何時もの隊友会の会員の他に、一草庵の関係者が山頭火の句碑周りの除草を兼ねて参加いただきました。

 コロナ対策のため、正式参拝の後早めの七草粥とミニ講座「うめ」の資料はお配りして早々に解散しました。暮れから「松・竹・梅」と揃いました。

 「春さればまづ咲く宿の梅の花 ひとり見つつや春日暮さむ」

   山上憶良(巻5~818)

 境内には神社の参拝客に交じって和服姿の奉賛茶会献茶祭の方々で賑わっておりました。幸いに好天気に恵まれ新しい年を寿ぐような、気持ち良い奉仕日になりました。

今日も丹原さんから愛宕柿、宮内さんから岡ワカメの差し入れがありました。

藤原

12月26日 万葉苑だより

2021年12月26日

令和3年12月26日

 歳末でご多忙しかも寒さも厳しい中、20名余のご参加有難うございました。今日は予報通りの寒気の襲来で年末大清掃も大変でした。
10時から三宅県議事務所と合同の護国神社正式参拝に参加しました。

 今日は寒さも厳しいのでミニ講座は食前にし、弁当は持ち帰ることにしました。講座は前回12日の「まつ」に続いて「たけ」を取り上げました。

 「我が家戸のいささ群竹吹く風の 音のかそけきこの夕べかも」

  大伴家持(巻19~4291)

わが国では古来「松竹梅」を三友と親しんできました。また高潔さを君子に例えて「梅菊蘭」と共に四君子とも称されてきました。

今日もまた宮内さんから「橙・レモン」などの差し入れがありました。

藤原

12月12日 万葉苑だより

2021年12月12日

令和3年12月12日

 今日は師走には珍しく好天気で参加者も25名と多勢。しかも歳末御多忙の中を塩崎衆議院議員と三宅県議も参加いただきました。心から感謝いたします。

苑内の紅葉は盛りも過ぎて専ら散り急ぐ感じ。掃いてもはいても散る落ち葉には風流を超越しての感。それでも帰路に着くころは面目一新綺麗になりました。

 今日のミニ講座は「まつ」。歌は有馬皇子の

 「磐代の浜松が枝を引き結び 真幸くあらばまた還り見む」

有馬皇子が斉明四年(六五八)蘇我赤兄の謀略に掛かって反乱を企てたが捕らえられ謀殺された途中の歌で、十九才の皇子の心願の歌です。

松は本来四季を通じて色を変えず樹齢も長いことから神性・霊性の宿る木として神聖視されてきました。

歳末の時期お目出度い歌も

 「茂岡に神さび立ちて栄えたる 千代松の木の年の知らなく」

  紀朝臣(巻六~九九〇)

今日はまた宮内さんから「岡ワカメとみかん」丹原さんから「愛宕柿」の差し入れがありました。宮内さんには「おぎ」を採集してきていただきました。深謝々々…

藤原