1月10日(日)
定例(毎月第2日曜日)のこの日は万葉苑恒例の七草です。
今年も良いお天気に恵まれて、
ボーイスカウト松山第16団(代表小島信治)と共催で実施できました。
この日の奉仕者は18名。
男性は苑内の清掃と松飾の撤去や、フジの剪定をしましたが
ご婦人たちは、朝から七草粥などの調理を担当してもらいました。
スカウトは隊員凡そ20名に保護者が加わって総勢40人余り。
スカウトは餅つきが主役で大賑わいでした。
火を焚きもち米を蒸して、杵で餅をつき手で餅まわしする一連の作業は
子供達にはまたとない体験のようでした。
七草粥に焼き餅を入れ、数々の手作りのおかずが揃って
見事な出来栄えでした。
今年も健やかで幸せ多い年でありますようにと願いながら
皆で楽しくご馳走になりました。
なお、この日のミニ講座は梅を詠みました。
「春されば先ず咲く宿の梅の花 ひとりみつや春日くらさむ」
山上 憶良 (巻5~818)
護国神社には縁の「飛び梅」がありますので
大宰府縁の「飛び梅」の話もしました。
また、年の初めに因んで、大伴家持の
「新しき年の初めの初春の 今日降る雪のいや重け吉事」
(巻20~4516)
も取り上げて話しました。
(藤原 茂)