4月11日(日)晴
今日は漸く春らしい陽射しだが、相変わらずの不順なこの頃。
恒例の奉仕日だが人数は少し淋しい。
久しぶりに藤森さんが参加され、「おもひぐさ(なんばんきせる)」
の種蒔きをしてくださった。「おもひぐさ」はススキ、ミョウガ、
サトウキビなどの根に寄生する1年生の寄生植物。
毎年、藤森さんの種蒔きのお陰で観賞できます。
今年も初秋頃の開花を楽しみにしております。
有難うございました。
早くから開花宣言のあった桜も、その後の寒さで長持ちをしておりました。
苑内では、「からたち」の花が満開でした。
「からたち」の花
今日のミニ講座は「かはやなぎ(ねこやなぎ)」
山の際に雪は降りつつしかすがに
この川楊は萌えにけるかも
作者不詳(巻10~1848)。
待ちに待った春が、やっとそこまでやってきたのだなという感じが滲んでいる。
幼い頃、まだ雪深い小川の畔に、白銀色の「ねこやなぎ」の芽が、
時に氷柱をつけて、早春の朝陽に光り輝いていた美しさと
春を迎えた喜びの感動は、今でも忘れられない思い出である。