2014年5月5日
午前11時から、凡そ80名余りの参加者を迎えて
恒例の「愛媛万葉祭」が催されました。
当日はあいにくの雨でしたが、お祭りの始まるころから雨はやみ
新緑の滴るような好い天気になりました。
始めに護国神社拝殿で小川宮司により神事が催行された後
清吟道吟友会の宇都宮克風さん(献吟)元岡清專さん(尺八献奏)
紫雲館吾妻流安東翆玲さんの舞「額田王」、武道「神道夢想流杖術」が
また愛媛杖の会藤田和男、森慎吾両錬士により杖術が奉納されました。
続いて西参列殿で坂村真民記念館館長の西澤孝一氏から
「真民詩の根底に流れる五つのこころ」と題された講話を頂きました。
万葉祭に相応しい心に沁みるお話でした。
そのあと、参加者揃っての懇親会に移り、卓話や懇談の中で
四国民舞輪の会の「正調万葉音頭」と踊りが披露されるなど
優雅なひと時を過ごすことができました。
万葉苑は今まさに万緑の季節です。
今園内で目立つのがムラサキですが、繁殖に成功し、かなりの株に花がつき始めました。
また、ケヤキの木に着生しているシンピジュウが一際華麗に咲き誇っています。
ランはもともと樹木に着生するものですから、不思議ではありません。