27年5月5日(火)快晴
恒例の「第49回愛媛万葉祭」が愛媛県護国神社で開かれました。
午前11:00から額田宮司により神事が催行された後、清吟堂吟友会の献吟と尺八が奉納され
続いて愛媛県杖の会による「神道夢想流杖術」が奉納されました。
今回は舞「額田王」が講師のご都合で御出演頂けなく残念でしたが、
いつもながらの清澄な気が漲り、参列者に深い感動を与えました。
続いて西参列殿で万葉祭業行事が行われ、まず愛媛万葉苑保存会土居会長の挨拶のあと
来賓を代表して横田県会議員から祝辞を頂きました。
続いて、元県立北高校教諭・常盤同郷会理事の山崎薫先生から
「好古・北高・万葉苑~郷土に育つこころ~」と題しての講演がありました。
秋山好古の手紙や訓諭、講演資料。さらに八木繁一、近藤美佐子さんの資料などを通じて
郷里と郷党の子弟への情熱。それらが北高や万葉苑に伝えられた経緯と
門屋義廣空佐の危機の中の美挙など印象深い講話でした。
ことに「火を噴きし翼なだめむすべなくて 入間川に機首ひた向けて飛ぶ。
数分のその数秒に最善の道を選びき 思へば泣かゆ」
と愛弟子を悼んで詠んだ旧知の佐伯蔵先生の歌にも心奪われました。
そのあとの「なおらい」は70名近いご参加者が終始和やかに懇談頂きました。
参加いただいた皆様や準備頂いた奉仕の皆さんに心からお礼申し上げます。(藤原記)