令和元年の第53回愛媛万葉祭が終わりました。
去る5月5日午前11時から、凡そ80名の参加者を迎えて、令和時代初の「第53回愛媛万葉祭」が盛大に催されました。当日は新緑の滴るような五月晴れの好天気に恵まれました。
始めに護国神社拝殿で額田照彦宮司により神事が催行された後、例年通り清吟道吟友会の(吟詠)宇都宮清克さんと(尺八献奏)元岡清專さん、紫雲館吾妻流安東翆玲さんの舞「額田王」、古武道「神道夢想流杖術」が、愛媛杖の会(打ち太刀)錬士六段藤田和男さん、(仕杖)錬士四段一色剛志さんにより、それぞれ荘重・華麗に奉納されました。
続いて新装なった御幸殿で、記念講演会と直会が始まりました。
始めに土居会長から主催者挨拶の後、来賓代表森高康行県議の祝辞を頂きました。ついで元陸上自衛隊東部・西部方面総監、現愛媛偕行石鉄会長の重松恵三夫先生から「我が国最近の防衛情勢について」と題された講話を頂きました。この日の前日には北朝鮮による複数の「飛翔体」を日本海に向け発射するなど緊迫した情勢下、「日本の対応策」では現行憲法の下では何もできない。早急な憲法改正と、平和安全法制の整備が必要たと、非常に有益なご講演を頂きました。
そのあとは、参加者揃っての直会・懇親会に移り、優雅なひと時を過ごすことができました。
(愛媛万葉苑保存会常任理事 藤原茂)