3月8日 万葉苑だより

2020年3月9日

令和2年3月8日(日)

 昨夜からの雨で心配していた天候も回復し、苑の奉仕も予定通り始まりました。今日は5月の万葉祭をどうするか相談したいので、参加者も気になっていましたがまずまずの参加で安心しました。苑は早春の気配が漲っており、花の季節も目前です。

 今日の万葉ミニ講座は「ゆり」で柿本人麻呂の「道の辺の草深百合の花笑みに 笑みしがからに妻といふべしや」。つまり、「百合の花のように私がちょっと微笑みかけたからといって、妻とは言ってくださるな」と馴れ馴れしく振舞う男に女性が贈った歌。男の態度を非難した歌です。

 百合の種類は多いが、残念ながら苑内には途絶えています。しかし今でも久万高原町のササユリ、ヒメユリは人気が高いですね。

 今や世界中で新型コロナウイルスの蔓延で大騒ぎ。その影響で恒例の万葉祭も開催が難しくなり、残念ながら簡素な式典に落ち着きそうです。近々幹部役員と協議して決定します。
その節は何卒ご理解・ご協力ください。

(藤原)