11月定例奉仕とミニ講座

2009年11月26日

11月8日(日)

快晴。この日は保存会ボランティアの定例日。参加者18名。

今日のミニ講座は、アベタチバナ(くねんぼ)とその歌

 吾が妹子に逢へず久しもうましもの

     阿倍橘の蘿むすまでに    作者不詳(巻11~2750)

 苑内のアベタチバナ(くねんぼ)は、

「八木先生が熊本から取り寄せられた貴重品」

との記録があり、珍しいみかんです。

ところがこの度、そのいきさつが判明しました。

先日遺族会館で、元果樹試験場長の三好さん、

元温泉青果農協常務だった池ノ上さんとの話の中で、

八木先生から頼まれた池ノ上さんが熊本から取り寄せられたもの

と分かりました。

 今日は、田道間守が、時の帝 垂仁天皇から

常世の国から不老長寿の薬【非時香果】を持ち帰るよう命を受けたが

持ち帰ったときには既に天皇は崩御されていた。

田道間守は御陵の前で「オラビ泣き死んだ」、という話をしました。

昔は唱歌に「田道間守の歌」がありまた。 

【非時香果(ときじくののかぐのこのみ)】こそ、

アベタチバナ(くねんぼ)のことです。(タチバナなどの異説もある)