5月9日 万葉苑だより

2021年5月10日

令和3年5月9日

 今日は風は少々冷たかったが、恵まれた陽春の奉仕日でした。相変わらずのコロナ禍の最中で心配しておりましたが、皆さん変わりなく22名の参加を得ました。
今日も秋川会長が参加されましたが、副会長(額田宮司)と3人で監査結果の報告と総会準備について協議しました。

万葉苑の方はすっかり深縁の季節。
整理・清掃奉仕それぞれお世話になりました。

 私宅で採取・播種したムラサキの苗20鉢を持参し、併せて今日のテキスト「ヌバタマ」に因んで「姫ヒオウギ」の苗も持参しました。これらのポットには無数のケイトウが生えておりこれも楽しみです。
宮内さんは「かには(ウワミズサクラ)」の育成・苗を持参されていました。有難いことです。欠株もおいおい補給されています。

苑内の欅の木に着けているシンピジュームが見事な満開振りを見せていました。
前回同様コロナの感染予防のため弁当は持ち帰ってもらいました。

ところで、私事ですが先月妻を亡くし、いろいろお慰めの言葉を頂き恐縮いたしました。厚くお礼申し上げます。
その際柄にもなく万葉人にあやかって詠んだ歌を恥ずかしながら披露しました。

 ・身の内も間に合わぬまま妻独り臨終迎え往生す
 ・妻愛でし月見草の花一輪も今宵は遂に咲かざりし
 ・コロナ禍で面会禁止の病床を見舞う術なく妻送る
 ・病室へ移るベッドに伏せたまま手を振る姿今も忘れじ
 ・身の内もままならぬまま野辺送りせめて飾らむ花の褥を

(藤原)