3月10日 万葉苑だより

2024年3月10日

令和6年3月10日

 今日は快晴でしたが、気温は低く途中から吹き始めた風が冷たく結構厳し日でした。しかし、春は一段と近づいており、ミツマタやスミレがきれいに咲き揃っておりました。
万葉植物ではありませんが珍しいヒョウタン木の花が咲いておりました。これまで一向に花を見ませんでしたが、白石さんが剪定をしたからではないかとの話しておりました。

 今日のミニ講座はムラサキでしたが、風が寒いので配布だけで中止しました。
苑のムラサキは古い株からそれぞれ丈夫な芽を出しておりますが、どうやら洋物のようですが、ただ前回お話をしたようにまだ確定はしておりません。

 今日はまた、5月5日の「愛媛万葉祭」の実施について相談し実施に決まりました。色々お世話になりますがよろしくお願いします。
なお、先月相談しました「御幸三銘木」の内「御幸学問の木」を「御幸合格の木」に変更しました。

今日の奉仕者は 石水吉一、石水初子、木野本忠志、大原めぐみ、上甲和由、山之内保行、安永教一、弓場 巌、清水トヨ子、重松美千代、浜口啓子、河本真孝・宮内紘直、白石 豊、藤原 茂 でした。

(藤原 茂)

3月12日 万葉苑だより

2023年3月12日

令和5年3月12日

 今日は好天に恵まれ、すっかり春の気配です。今日の参加者は15名でした。久しぶりに開催予定の愛媛万葉祭開催につての賛成を得たので準備を始めております。

 今日は万葉広場の真砂土を敷いた後に早くも雑草が芽吹いており、集中的に草取りに取り組みました。

 万葉植物は時機を得て順調に発育し、早い植物は花をつけ始めています。
お蔭で従来苦労したムラサキの新芽も順調に発芽しており安心しました。
中でも椿は見事に開いて松山市花の貫禄十分です。

春爛漫を前にして小鳥たちも賑やかでした。


 

今日の奉仕者は、井上昌彦、山之内保行、浜口啓子、安永教一、辻原 實、石水吉一、石水初子、重松美千代、上甲和由、木野本忠志、丹原克則、小倉ルリ子、河本真孝、白石 豊、藤原 茂 でした。

6月13日 万葉苑だより

2021年6月13日

令和3年6月13日

 今日は梅雨の最中の奉仕日。昨夜は結構の降雨。予報では雨模様だったので心配していたが、明けてみれば曇ってはいたが結構な好天気。今日は何時もの顔ぶれ20名ほどの奉仕。梅雨の時期雑草が繁茂していたが、お陰で見違えるようにきれいになった。

 宮内さんがチェーンブロックを持ってこられてムラサキの栽培地造り。かなり大きな石を5個掘り出しての作業。玄人はだしの見事な手腕に感心しきり。

 
 ミニ講座は「あじさい」を詠んだ橘諸兄の歌

 「紫陽花の八重咲く如く弥つ代にを いませ吾が背子見つつ偲ばむ」

の解説を準備していたが、先月同様コロナ感染予防のため昼食を持ち帰りにしたので略式解説となった。

 今日はまた、一草庵の方々や額田宮司が来られて山頭火の句碑の建設場所を決められた。昔一草庵で暮らしていた山頭火が、神社の境内を通って道後温泉に通っていたとの所縁から境内に句碑建立の案が出たらしい。

 宮内さんから夏ミカンの差し入れがあった。器量は良くなかったが中身は上々。何時もながらのご厚意に感謝。

藤原

5月9日 万葉苑だより

2021年5月10日

令和3年5月9日

 今日は風は少々冷たかったが、恵まれた陽春の奉仕日でした。相変わらずのコロナ禍の最中で心配しておりましたが、皆さん変わりなく22名の参加を得ました。
今日も秋川会長が参加されましたが、副会長(額田宮司)と3人で監査結果の報告と総会準備について協議しました。

万葉苑の方はすっかり深縁の季節。
整理・清掃奉仕それぞれお世話になりました。

 私宅で採取・播種したムラサキの苗20鉢を持参し、併せて今日のテキスト「ヌバタマ」に因んで「姫ヒオウギ」の苗も持参しました。これらのポットには無数のケイトウが生えておりこれも楽しみです。
宮内さんは「かには(ウワミズサクラ)」の育成・苗を持参されていました。有難いことです。欠株もおいおい補給されています。

苑内の欅の木に着けているシンピジュームが見事な満開振りを見せていました。
前回同様コロナの感染予防のため弁当は持ち帰ってもらいました。

ところで、私事ですが先月妻を亡くし、いろいろお慰めの言葉を頂き恐縮いたしました。厚くお礼申し上げます。
その際柄にもなく万葉人にあやかって詠んだ歌を恥ずかしながら披露しました。

 ・身の内も間に合わぬまま妻独り臨終迎え往生す
 ・妻愛でし月見草の花一輪も今宵は遂に咲かざりし
 ・コロナ禍で面会禁止の病床を見舞う術なく妻送る
 ・病室へ移るベッドに伏せたまま手を振る姿今も忘れじ
 ・身の内もままならぬまま野辺送りせめて飾らむ花の褥を

(藤原)

10月6日 万葉苑便り

2019年10月8日

令和元年10月6日(日)

 昨夕から始まった松山地方祭の最中で、お忙しい中のご奉仕ご苦労様でした。今日は護国神社の秋の例大祭を前にして、苑内や慰霊碑の清掃のため三宅県議グループの奉仕。まことに有難うございました。

 今日のミニ講座のテーマは「みつながしは(かくれみの)」。
「みつながしは」は、集中巻2の90「君が行き日長くなりぬやまたづの 迎へを行かむ待つには待たじ…衣通王」の後註から採られています。
ところが、巻2の85には「君が行き気長くなりぬやまたずね むかへか行かむ待ちにか待たむ…磐姫皇后」があり、古事記、日本書紀、山の上憶良の類聚歌林でそれぞれ説明が異なっています。
ここでは衣通王の歌は松山の姫原の伝説に縁があり、やまたづ(にわとこ)で解説しています。

2019100601

今日もまだ「おもひぐさ(ナンバンキセル)」が咲いており、ムラサキは多くの種子を着けて白い実が目立ってきました。
ところで、今日は白石さんと小倉さんから聞いたのですが、万葉苑にも遂に鹿や猪が出たそうです。市内に猪が出たと言うニュースは承知しており、ましてや高縄山系に連なる万葉苑では不思議ではありません。しかし、やはり驚きでした。

2019100602

2019100603

(藤原)