11月12日 万葉苑だより

2023年11月12日

令和5年11月12日

 今日は予報に反して朝から曇り、時に小雨の天候。そのせいで長く続いた真夏日に代わって低温だった。また年末を控えてか参加者は少し少なかった。
ところが神社の方は七五三のお祝いでかなりの人出。十五日の正式の日に変えて日曜日を選んでの賑わいらしい。十一月に入ってから毎日かなりのお参りの様子。少子化が憂慮されている時期有難く、またお目出度いことと奉仕の皆さんもお祝い気分でした。

 今日はまた、上甲さんが苑内でサンコウチョウを発見撮影。更に例の入試に強い楷の木(学問の木・孔木)が見事に紅葉しておりました。
楷の木については前回(十一月三日)の万葉苑便りに掲載した通り、松山北高の生徒さんたちにも説明しておきました。

 今回はまた白石さんのお世話で苑内限定の軽トラックがはいりました。苑内限定ですが作業には大きな援軍です。上手に活用してください。

今日の奉仕者は 竹松慎一、辻原 實、弓場 巌、宮内紘直、山之上保行、浜口啓子、重松美千代、上甲厚志、上甲和由、小倉瑠璃子、白石 豊、藤原 茂でした。

(藤原 茂)

11月3日 万葉苑だより

2023年11月4日

令和5年11月3日(金)文化の日

 今日は文化の日で朝から高気圧に覆われて上天気。午後から県立松山北高の万葉苑清掃の奉仕日。山内先生の引率のもと1~2年生の有志約百名の奉仕を受けました。苑内はこの時期落ち葉で大変な時期ですが、今年は高温が続き落葉が遅れておりましたが、1時間余の奉仕のお陰で随分綺麗になりました。生徒の皆さんに厚くお礼申し上げます。


 作業終了後時間を頂いて、苑内の楷の木(別名・孔木・学問の木)の説明をしました。我が国では非常に珍らしい木で、これまでは京都の生目神社・岡山の閑谷学校・佐賀の多久聖廟に植栽されていましたが、昭和60年に福島県会津若松の日新館と山口県萩の明倫館にも植えられました。風評では入学試験や、公務員試験にも霊験があるといいます。
楷の木は秋になると見事に紅葉します。こらから各種の試験に挑戦する方は、その葉を頂いて護国神社に成功を祈願してください。私も陰ながら幸運を願っております。

 読売新聞の編集手帳(1月11日)によれば、かっての中国では母親が使う鏡に「子を5人産んで皆科挙に成功してほしいという切なる願いを込めて「五子登科」と鋳込まれていたとか。「科挙試験」は六世紀後半髄の時代に始まった官吏登用試験で、「五十少進士(50歳で進士(科挙試験合格者のこと)になるのは若い方)」と言われるほどの難関だったと言われていたそうです。

(藤原 茂)