2月11日 万葉苑だより

2024年2月12日

令和6年2月11日

 今日は建国記念日。昔の紀元節ですが伊予路は愛媛マラソンの日で、196号線は交通規制で万葉苑への道も大変。時間を考え早めに出発、無事通過して神社での建国記念祭にも十分間に合いました。天気予報は雨の心配もありましたが、幸い大事にはならず時に陽も出て予定通りの作業ができました。

 今日のミニ講座はウメで、歌は山上憶良の

 「春さればまず咲く宿の梅の花 ひとり見つつや春日暮らさむ」

でした。

ところで大宰府の「飛梅」は

 「東風吹かば匂いよこせよ梅の花 あるじ無しとて春を忘るな」

の歌と共に有名ですが、実はかねて道真公に恩義を受けていた伊勢の白太夫が公を慕って筑紫に下る途中、公の邸宅に立ち寄り根分けして筑紫に持参したそうです。都から持ってきたことを憚って、飛んで来たという事にして「飛梅」と名付けられたという説があります。

 先月の万葉苑便りで予告していました「御幸三銘木」の相談をし、予定通り「御幸乳出の銀杏・御幸学問の木・御幸昇竜の松」の選定を決めました。

 今日はまた、宮内さんから万葉苑の当面の課題について発表があり、異議無く了承されました。今日はまた西条から今村亮太さんが初参加されました。少年自衛官のご出身だそうです。今後もよろしくお願いします。

今日の奉仕者は 石水吉一、竹松慎一、木野本忠志、上甲厚志・大西健二郎・山之内保行、弓場 巌、重松美千代、浜口啓子、今村亮太・河本真孝・宮内紘直、白石 豊、藤原 茂 でした。

(藤原 茂)

8月13日 万葉苑だより

2023年8月14日

令和5年8月13日

 今日からお盆で皆さんお忙しい中、参加者は少ないだろうと出かけました。ところが案外の参加者に驚きながら感謝。

 今日は宮内さんが栽培されていた「うり(あまうり)」を持参され美味しく試食しました。

普通(スーパーなどで)売られているのは皮の黄色いマクワウリです。しかし万葉時代には皮の青い「アマウリ」でした。

宮内さんの説明から、私の郷里丹後で作られていた種子を求め試作されたものです。苑でも小倉さんが試作されていますが少し遅仕立てのようです。
因みに「マクワウリ」は岐阜県の真桑村産が有名でその名が通っているようです。

瓜を詠んだ歌は山上憶良の「瓜食めば子供思ほゆ」でよく知られている歌です。

今日の参加者は、山之内保行、弓場巌、重松美千代、竹松真一、辻原實、木野本忠志、清水和子、石水和子、小倉ルリ子、上甲和由、宮内紘直 河本真孝、白石豊、藤原茂 でした。

藤原