9月8日 万葉苑だより

2024年9月9日

令和6年9月8日

 今日も9月には珍しく猛暑の奉仕日でした。ところが今日も15名の参加者。実は自衛隊OBの皆さんのお陰でした。心から感謝しております。
今日は松山百点会の少雑誌の特集号が出ており、石水さんがわざわざA4判に拡大コピーされて会員の皆さんに配布されており、一同感動・感謝の声が一杯でした。
実はこの雑誌非常に入手困難で、皆さんに事情を説明して各自で入手されるようにお願いする心算でした。石水さんに心から感謝しております。
その雑誌、小型ながら素晴らしい編集で有名。その10ページ(内5ページがグラビア版)の特集。万葉苑の長い歴史の上でも初体験でした。

 今日のミニ講座は「なつめ」を詠んだ長忌寸意吉麻呂の

 「玉箒刈り来鎌麻呂室の木と棗が本をかき掃かむため」

これは一種の戯笑歌であるが、「コウヤボウキ」は我が国の農業にとっては重要な道具でした。

私たちには懐かしい「庭に一本棗の木 弾丸跡も著し」の乃木大将とステッセル将軍の水師営の会見の歌を知る人は誰もいませんでした。

今日の出席は、石水吉一、石水初子、安永教一、弓場 嚴、井上雄介、東方林督、竹松慎一、近藤由道、重松美千代、山之内保行、浜口啓子、宮内紘直、河本真孝、白石 豊、藤原 茂 でした。

(藤原 茂)

7月31日 万葉苑だより

2024年8月1日

令和6年7月31日(水)

 今日は令和6年度の愛媛万葉苑保存会の総会です。例年にない酷暑の中を大西会長初め額田副会長、本田理事・関理事など多くのご出席いただき有難うございました。

またこの度は松山百店会から雑誌「松山百点」で万葉苑の特集をしたいとの申し出があり、取材を受けることになりました。なお、本日の総会を祝福して伊予銀行と愛媛銀行から祝電がありました。お礼申し上げます。

総会は大西会長が議長になり、順調にご審議頂きました。昨年度の事業報告・決算と本年度の事業計画・予算の審議が中心でしたが、原案の通り承認されました。追加議題として、常任理事の丹原克則氏から一身状の都合で退任の申し出があり、後任に白石豊氏が選任されました。なお、審議の中で苑内高木の処理と苑内限定使用の運搬用車両の取り扱いについてご意見があり、ご提案に沿って早急に処理したいと思っております。

なお、この機会に八木理事から八木先生宅に残っていた研究所を廃棄したとの報告もありました。大切な資料は県の科学博物館に委託されたそうです。

一応無事総会を終了しあとは昼食を交えて懇談しました。関係の皆さんに厚くお礼申し上げます。

(藤原 茂)

7月14日 万葉苑だより

2024年7月15日

令和6年7月14日

 4月と6月は雨のため、5月は万葉祭の為お休みでしたので、今日は久し振りの万葉苑奉仕の日です。予報はあまりよくなかったので心配しておりましたが15名の参加で安心しました。
 今日はまた松山百店会から雑誌「松山百点」で万葉苑の特集をしたいからと取材の報せがありました。10時ころから阿部さん・高須さん・カメラマンと・スタッフ4名が来苑されました。万葉苑としても初めての企画で、緊張しながら取材を受けました。結果は9月号(隔月発行)で発表されることでしょう。

 最近の雨でかなり草も伸びておりましたが見事にきれいになりました。池では蓮の花がきれいに咲いていましたが、この春孵化したメダカが大きく成長し数も随分増えておりました。上甲さんがイネの苗を植えておられました。
 古代ハスと言えば、戦前中国大連近郊で発掘された、凡そ1千年前の蓮の種を大賀一郎氏が育てられた大賀ハスが有名だが、埼玉県行田市で発掘された古代ハスも有名である。松山市内では市の考古館前の古代ハスが有名である。

今日の参加者は 安永教一、重松美千代、浜口啓子、石水吉一、石水初子、竹松慎一、木野本忠志、木野本碧、大西健三郎、山之内保行、上甲和由、宮内紘直、河本真孝、白石 豊、藤原 茂 でした。

(藤原 茂)

9月9日~10日 万葉苑便り

2019年9月11日

9月9日(月)

 今日は広島県府中市上下町の万葉集研究団体有志の方々25名が、愛媛万葉苑の視察に来苑されました。代表の馬場清さんから予め連絡を頂いておりましたので、お迎えして苑内を案内いたしました。

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 幸い昨日発見した「ナンバンキセル」を紹介し、白い実を結んでいる「ムラサキ」や「ジュンサイ」を見て頂きました。「にぎたつ碑」の前では一同揃って記念撮影もありました。

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 案内の途中いろいろの方からお話を伺いましたが、バスの車中でいろいろ勉強会をされて来られたようで皆さんの博識に感心しました。中でも水上さんは万葉植物の実物見本を持参されており、また別に「ムラサキ」に詳しい方もおられ恐れいりました。
 水上さんの見本「ひし」は苑にありませんので私宅の水槽に挿し木しましたので楽しみです。ともかくも久しぶりに楽しいひと時を過ごしました。
 たまたま松山百店会発行の「松山百点」の今月号に愛媛ゆかりの万葉歌特集があり、隣接の一草庵の記事もありましたので、急遽手配して各人にお配りできました。上下町には「カタクリ」の集団自生地もあるとか、これからの交流を楽しみにしております。

9月10日(月)

 この日は愛媛県遺族会・英霊に応える会共催の「青年部・婦人部合同研修会」が開催され、講師として「万葉集と新元号令和」について話させて頂きました。内容は ①愛媛万葉園の由来 ②元号とは ③改元について ④出典万葉集について ⑤令和について などでした。200名余りの熱心な会員に気圧されながら、なんとか責任を果たしました。いつもながら準備に欲張り過ぎて消化不良気味でしたが、新元号のお蔭で万葉苑や万葉集も世に出て良い機会に恵まれました。

(藤原)