12月29日 万葉苑だより

2019年12月29日

令和元年12月29日(日)

 今日は令和元年年末の特別奉仕の日です。歳末のお忙しい中を三宅県議ご夫妻と後援会有志、瀬川愛媛隊友会長ほか隊友会有志の方など22名のご参加を得ました。
予報は雨模様でしたが曇りで作業がはかどり、苑内はもちろん各慰霊塔が見事に清掃され要所には〆縄も飾られて、お蔭で新年を迎える準備が整いました。

 
 今日のミニ講座は「あずさ」 歌は

 梓弓引かばまにまによらめども 後の心を知りかてぬかも

  (石川郎女:巻2~98)

この歌は久米禅師が石川郎女に求婚した時の贈答歌5首中の1首である。梓の木は今苑内にないので春には何とか植栽したいと思っています。

 今日はまたご婦人方の奉仕でご飯が炊かれ、熱々のさつま汁で寒さも吹っ飛びました。

また、先月小倉さんが昨年の種子だと心配されながら蒔かれた大麦が、揃って芽を出していました。冬景色の苑内に若々し早緑の育っているのは嬉しいですね。

 この9月、広島県府中市の「万葉植物を歩く会:代表・馬場清さん」一行25名の訪問を受けましたが、そのレポートが届きました。会を立ち上げてから数年、研修会としては八回目の行事として来苑されたようでしたが、これまでの実績を61頁の見事なレポートにまとめられ送って頂きました。府中市の上下町は「カタクリの里」で有名な土地だそうで一度見学したいものです。

 今日はまた護国神社からお神酒などを頂き、お互いの正月準備も整ってきます。歳末もいよいよ大詰めです。くれぐれもご自愛の上よい信念をお迎えください。

なお1月5日(日)はボーイスカウトと合同の七草粥の行事の日です。お繰り合わせてのご参加をお願いします。

(藤原)